この精神医療Q&Aでは、精神に障がいのある親と暮らす子どもたちが、子どもの立場で理解しやすい解説・説明を加えていきたいと思っています。
「こんなことが知りたい」という内容・要望があれば、メールや掲示板を利用して、お伝えください。

※質問をクリックすると、回答欄が開きます。

病気は治るんですか? 
どうしたら治りますか?

こころの病気もからだの病気と同じように、ほぼ元通りに良くなるものから、薬などで症状を上手くコントロールしながら治療を続ける必要があるものまで、さまざまです。
症状に合わせて薬や薬以外の方法を組み合わせて治療を行うことで、多くの方が良くなります。
生活習慣を見直し、再び病気になったり症状が悪くなったりしないように努めることも大切なことです。

薬を飲むと「バカになる」と言って
飲むのをやめてしまいましたが、いいんでしょうか?

薬によっては、飲むことでだるくなったり、ぼーっとしたりすることがあるため、飲むことを嫌がる方もいます。
しかし、症状によって集中力や判断力が落ちていることもあるので、薬によるものか症状によるものかを主治医に相談して確認してもらうことが重要になります。
薬を中断した場合、再び症状があらわれたり再発したりする場合がありますので、症状が良くなっても勝手に自己中断しないようにすることが大切です。
薬によるだるさやぼーっとした状態は、薬を飲む時間を変えたり、薬を変えることで楽になる場合もあります。
しかし、薬の変更は時には安定している症状が悪化したり、別の副作用がでることもありますので、できれば家族の方も一緒に受診して、症状や副作用について、一緒に確認をしていけるのが良いかと思います。

どのような状態になったら
入院した方がいいですか?

もちろん、症状が強くなり日常生活が送れない場合や、食事が取れないなど本人の身体の安全がおびやかされる場合、症状により言動が左右され周りの方との関わりの中で、本人の名誉や信頼が損なわれる事態になりそうな場合は入院を考えた方が良いと思います。
その他、薬を調整する時に、副作用の心配があったり、効果について細かく評価する必要がある場合などにも入院を考えることがあります。
基本的に入院に対する考え方としては、からだの病気に対する治療と同じように考えていただいてかまいません。
外来治療でコントロールできないほど症状が不安定な場合や、急な症状が出て、外来治療では症状の安定化が難しい場合のほか、薬の調整や症状の評価のための入院を行うことがあります。

精神症状には個人差があり、同じ診断名でも状態や治療が異なることがあります。
血圧のように数値で測れない(目に見えない)し、日によって調子が異なるため、何が起こっているの?と不安に感じられたりするかもしれません。

病気や障がいについて
もっと詳しく知りたい方に…

イラスト入りで病気や障がいについて説明をされている「ぷるすあるはさんのページ」を参考にしてみてください。

『子ども情報ステーション by ぷるすあるは さんのページ』

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