3月の集いは、新規参加者1名を含む9名の方にご参加いただきました。
この日も親御さんに対する思いとかいろんなことが話されたのですが、久しぶりの参加者、珍しく会場参加者が多く(5名)、ほっこりする集いでした。
というわけで久々にお会いする方が多かったのですが、その内のお一人が突然、「私、〇〇さんにお礼が言いたいんです。あの時の△△の言葉で頑張れました」と。言われたご本人もよく覚えていない、日常的なやり取りの言葉で気持ちが切り替えれたようです。私も記憶されていないのですが、「へぇ~、そんなことがあったんだ」「集い、やってきて良かったな‥」と集いの持つ意味を噛み締めていました。
この日の集いにテーマをつけるなら「カミングアウト」
結婚を考えた時に、相手に親や家族のことを伝えた方がいいのか? どのタイミングで伝えると良いか? こんな風に考えてしまう自分は差別しているのではないか? と語られ、そこから派生して、なぜ言いにくいんだろう?受け入れられにくいんだろう?という話になりました。それぞれが思いを話す中で、「わからないことが恐怖を感じさせるんだよね」、「疾患理解も大事だけど、その人のことを知ること”が大事なんじゃない?」というところに落ち着きました。
また、託児利用(ボランティアスタッフが対応)で集いに参加されていた方が、高校を卒業されたと子どもさん(孫の立場の方)と一緒に参加してくれました。恐る恐る孫の立場の方に、ここどんな場所だと思っていた?と聞いてみると、「家族のこととか相談する場所」と答え、正しく捉えていました。集いに参加していた親御さん(←子どもの立場の方)も知らなかったようですが、家での当事者のおばあさんとのやりとりで、「なんでそんなこと言うの?」と問いかけ、「病気なんだよ」と聞いていたとのことでした。そして、「いろいろあるけど、おばあちゃんはおばあちゃんやん」とおばあさんの人柄・存在も含めて受け入れているようで、この言葉からもその人に触れることの大事さを教えてもらった気がします。私を始め周りが勝手に気を使っていたけれども、自然に受け止めていたことに感動。小学校入学前からみてきたお子さんゆえ、頼もしくなったなぁ‥と嬉しく感じました。
そんなほっこりするやり取りが満載の3月の集いでした。
次回の集いは、4月20日(日)13:30~です。